Y's(イース)とは何だったのか?と、その前にザナドゥの話し「日本ファルコム 」PC-8801他 
2014/04/01 Tue. 23:34 [edit]

■日本ファルコムの代表作といえば「Xanadu(ザナドゥ)」?
イースの話しがしたいんだけど、ザナドゥの事話さないと進まないので前座でその話しを・・・
最近はPSPやPS-VITAでばかり作品を出している「日本ファルコム」。
今はFalcom(ファルコム)だっけか?
日本ファルコムの代表作といえば、アラフォーの私から言わしてみれば「Xanadu(ザナドゥ)」なわけだが、ほとんどの人は「Y's(イース)」と答えるだろう。もしくは英雄伝説?
現にイースシリーズは7まであるし、ザナドゥに至っては、シナリオ2で終わっているのでその差は歴然。
(PC-98でリバイバル・ザナドゥが出ているが、リメイクだし)
そうなると「日本ファルコム」といえば、「Y's(イース)」になってしまうわけだ!w
PS-VITAで久々に「イース7」と「セルセタの樹海」プレイする機会があり、急にその話しがしたくなったので、ブログの更新も久しいが書き留めておきたいと思う。
Y'sが世に出た頃の話しをしたい。
■イースを語るにはザナドゥ抜きには語れない
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先ほど日本ファルコムの代表作といえば、「Xanadu(ザナドゥ)」だと言ったが、しつこいようだが現にそうなのだ。
当時(1985年前後?)、ザナドゥはPC版しか発売されておらず・・・
(PCと言っても機種は様々、PC-88、X1、FM77、MSX etc...なわけで、WIndows一択の今とは違うのだ。しかも全部日本メーカーなんだぜ!凄い時代だろ!w)
・・・当時は今以上にマイノリティなPCゲーマーのプレイヤー数。日本で100万〜200万程度(推測)しかいないといわれいるマーケットの中で「40万本」を売り上げているのだ。これをPS3やWiiに置き換えるといわゆるミリオンセラーでざっくり400万本は下らない売り上げだと言っていい。
■難しいのに面白いザナドゥ、今でも何度でも遊べるクォリティ!?
ザナドゥは難解なゲームなのだが、その自由どの高さや武器の成長やその他諸々〜(中略)〜で、非常に面白かった記憶があるし、今プレイしても、たぶん時間を忘れてプレイできるだろう。ちょうど2年前にもエミュレーターでやったばかりだ(笑
このように当時のPCゲームといえば、基本「難解」である事が必須条件であったように思う。
難解が基本なので、プレイヤーはそこに文句を付けたりはしない。ただ難解であっても「楽しい難しさ」であればよかったのだ。それが「ザナドゥ」には全てあった。
他のRPG系も、そういう路線の作品ばっかりだったので、「RPG=難しい=地道なレベル上げ=一発死等」が、コンセプトとして必要だった。
だが、そんなザナドゥも何を勘違いしたのかシナリオ2では、ただでさえ難しいシナリオ1を遥かに凌ぐ難易度に仕上げてしまい、売り上げも散々な結果だったと記憶している。
(それでもまだ面白さを追求できるだけの魅力はあったのだが)
日本ファルコムはここで気づかされたのだ思う。
つまり「ザナドゥ ・シナリオ2」は難しすぎた。と・・・
そうなると次の作品で、ザナドゥのDNAを継承するわけにはいかず「RPG=難解」とは真逆の選択肢にチャレンジせざるを得なかったのだ。
で、やっとここでイースの登場だ。
■今、RPGは優しさの時代へ。(当時イースのキャッチコピーである)
この辺の話しはwikipediaにいくらでお書いてあるので簡潔に話すが、ザナドゥで懲りた日本ファルコムは、誰でもクリアーでき、ストーリー重視のRPGとして「イース」を世に送り出したわけだ。
ザナドゥ系のゲームをあれ以来出していないファルコムは、もう「ザナドゥ」は作れないのだろうと思う。
(ちなみにシナリオ3は有志が作っているらしいが)
優しさはさておき、イースを起動してまずビックリ?するのが、少女が水晶だかなんだか持っている絵が出てきて、ほとんど音がしないBGM・・・が淡々と流れる・・・という演出。
当時は、ゲームタイトルでうるさいBGMが流れるのが定番だったので「ほとんど音がしないBGM(音しているけど)」として、このイースは斬新だった気がする。
さて、キャッチコピーでは優しさを唄ってはいたが、まだまだ時代は80年代・・・ストーリーは一本道だったとしてもその途上で会うボスには「初見ではまず勝てない」。
最近のリメイクイースの話しじゃないよ、PC-88の時代のオリジナルイースの限っているのかもしれないが、あのカマキリのようなボスや、頭が二つあって周りを火が回転しているようなボス・・・この2大ボスが鬼門であった。
途中優しいくせに、ボスがやけに難しいといえば(やり込みの方のボス)、そうだ!最近では「キングダムハーツ」だ!w
ボスが難しかったが何度でもチャレンジしたくなる、しなければならないところにイースの真髄があるように思う。
そうやって苦労して、最後のボス「ダルク・ファクト」の間まで辿りついた時や、その戦闘時のBGM・・・そしてエンディングに至まで、本当に・・・ライナーノーツで「山下章」が言っているように「まるで映画のよう」だったのだ。
終わった時に、ボスが難しいのはこのエンディングの感動を覚えるためだったんだと思い、つくづくエンディングまでを見据えたゲームバランスの良さには脱帽するとしか言えない。
■肝心のイース歴を述べておこう
イース歴はイースマニアには申し訳ないが、実はあまりないのだ(汗;
ただ、イース1に関してはほぼ全機種プレイしている。イース2はFM77とセガサターンだ。
イース3はスーパーファミコン。
しかもイース1のプレイは当時友人宅でしかなく、最後までプレイすることができずにおわったものばかり。
辛うじて借りたMSX2のイースも、SONY専用(HOT-BIT?)でできなかったりと、スムーズにプレイできた記憶がない。
ようやく自分だけのイースを手に入れたのがぬる過ぎる「セガサターン版」であった。
ここで初めてクリアーしたのだった。
で、最近のPS-VITAの関係でイース7体験版を(笑)
セルセタ樹海を現在プレイ中である。
この辺の話しはまた後述するが、今のところそこそこ面白いとだけ言っておこうか(苦笑
■スーパーファミコンの「イース3」で、俺のイースの時代は終わった。
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スーファミでイース3はたしか、発売日に買った。
もちろん、それなりに面白かったよ。
だけどね、1日で終わっちゃったんだよね。で、次の日速攻で売っぱらったよ。
7,000円ぐらいでかったのに2,500円にしかならなかった事は今でも忘れない。
やりこみ要素なんて無いしね。ストーリーの記憶もないわw
それが原因なのかなんなのかイース3以降、このシリーズにはまったく興味が無くなってしまった。
約数十年後の最近PS-VITAを購入するまでは。
たぶん、アニメチックになりすぎてついていけなくなったのかもしれないかな?
ていうか、ザナドゥをPS-VITAでやりたいんだけどな・・・
どうすりゃできるんですかね、日本ファルコムさん!w
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