ゲーム雑誌「ファミ通(旧ファミコン通信)」ファミ通縛り他 
2018/06/06 Wed. 00:07 [edit]

数あるゲーム雑誌の中で「ファミコン」時代からある雑誌といえば、ファミ通がある。
今回はファミ通を個人的な思い出と巷の噂を踏まえながら紹介していきたいと思う。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/ファミ通
■ファミコンから今日まで続く最も長い歴史をもったゲーム総合雑誌
ファミコン世代の人なら誰でも知っている程有名な雑誌でかれこれ30年以上続いている。
ファミ通が店頭に並んでいると、ファミコン世代ならなんとなく嬉しく?(懐かしく)なってしまうのは私だけではないだろう。もうファミコンの時代じゃないのにね(苦笑
「大人ファミ」なる雑誌もあり、内容が濃くこれも思わず買ってしまいたくなる衝動にかられる。
もし、どれか一つゲーム雑誌を買ってこい、と言われたらやはりそれは「ファミ通」になってしまうだろう。
それぐらい定番中の定番、ファミコン時代からあるゲーム雑誌はもうこれしかないのだ。
■ファミ通以外のファミコン時代のゲーム雑誌
<いわゆる4大ファミコン雑誌>
1)ファミリーコンピューターマガジン(ファミマガ)
→ウソテクで一世を風靡した。
水晶のドラゴンの野球拳、グラディウスの無限オプション等、夢のあるウソテクで人気を博した。
友人が毎回買っていたので、自分で買った記憶無し。
2)ハイスコア(※注1)
→ゾンビハンターというゲーム出した。
子供から見ても子供向けのアクションゲームで、ぜんぜん面白くなかった記憶が・・・(笑)
アイス食べて、HP回復とか・・・バカなんじゃないの?w セーブできないのも致命的。
ドラクエ2の最終攻略記事まとめのために1度買った記憶がある程度。
3)マル勝ファミコン
→一度だけ買った記憶がある。悪魔城ドラキュラの表紙の時。
4)ファミコン必勝本
→買った記憶無し。
※注1)ハイスコアは4大に入っていないようですw
思い出してみると「ファミ通」もあまり買った記憶がなかったかも(苦笑
なぜなら、友人が毎回買ってくるから、それを見たり借りたりしているだけで十分だった。
■ファミ通が生き残った理由・特徴とは
1)ガバス
いわゆる仮想通貨である!?(苦笑)
雑誌の巻末に紙幣を模したガバスが数枚印刷されており、切り取りできるようになっている。
毎回数枚のガバスしか手に入らないが、記事やイラストを投稿したりすると、10〜数百ガバスもらえる。集めると「何かと交換できた。」・・・たぶん色紙とかTシャツとかに交換できたような、もう忘れた。(苦笑
2)ゲームランキング
通常のゲームランキングはもちろん、個人的に好きだったのが「海外のゲームランキング」があの時代に既に紹介されていた。
USAでマリオが1位になっていたりすると、誇らしかった記憶がある。
ただ、そこまで日本のゲームはランクインしていなかったような気がする。やはり日本のゲームといえばNintendoばかり目立つ海外ランキングだった。
3)殿堂入りソフト
ゲーム雑誌を牛耳るファミ通の認定ソフトとして、その年の殿堂入りソフトが決められる。
プラチナ金銀銅があり、殿堂入りされたソフトは、いわゆる「お墨付きとしてファミ通から認定」された事になる。
4)その他
表紙がゲームに媚びておらず、狐のキャラクターやロゴを使用し、時代の変化に対応できた要因ではないだろうか。
総合的に見ても編集チームに個性的なスタッフが多く、毎回記事が楽しかった記憶がある。
KEIKO組ってファミ通だっけ?(帽子にグラサン、マスクしたおそらくは不細工な女KEIKOの語るくだらないゲーム記事のコーナー、だがそれが良かったw)
※クロスレビューは下記参照。
■あまりにも有名なクロスレビュー
個性のある専属のレビュアー4名が販売直前のゲームをプレイして、点数を出す人気のコーナーだった。
昔からその内容には定評があり、つまらないゲームには平気で2、3点(各自10点満点合計40点満点)をつけたりしていた。また10点をつける一方で5点以下をつける者がいたりと、ふざけたハンドルネームのレビュアーの好き嫌いにより評価が偏る傾向があり、そこが面白い要素でもあり、だからこそ信頼できる内容だったのだ。
そういった理由でこのクロスレビューで40点満点を取るゲームは創刊から10年以上現れなかったのである。
そしてついに、有名な話だが初めて「40点満点」を取ったのが『ゼルダの伝説 時のオカリナ』である。
ゲーマーなら満点に頷く者も多いと思うが、当時は発売前のレビューであり「時オカ」が、ゼルダ史上最高傑作である事は未だ不明な状態であった時期に「ファミ通初の40点満点」というのは、信ぴょう性に欠ける要素があったとされている。(ニ⚪︎テンの圧力と噂されている!?)

この時オカ以降基準が緩くなったのか、満点のゲームが年に1、2回は出るようになり、かつての辛辣なレビューにおける信憑性も失われ、最近では矛盾も指摘されており、結局はメーカーからの圧力や強い要望によって、いくらでもレビューの点数が変わる、今では信じるに値しない内容として認知されてしまっている。
まぁ、満点取るゲームは以下の表のジョジョのオールスターバトル以外、ハズレのないゲームであることは間違いないようであるが。
<歴代40点満点>(2018年6月現在)
2017年 ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
2017年 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
2015年 Metal Gear Solid V
2013年 ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル
2013年 グランド・セフト・オートV
2012年 新・光神話パルテナの鏡
2012年 龍が如く5 夢叶えし者
2011年 ファイナルファンタジーXIII-2
2011年 The Elder Scrolls V: Skyrim
2011年 ゼルダの伝説 スカイウォードソード
2010年 ポケットモンスターブラック・ホワイト
2010年 Metal Gear Solid: Peace Walker
2009年 New スーパーマリオブラザーズ Wii
2009年 BAYONETTA(Xbox360)
2009年 モンスターハンター3
2009年 ドラゴンクエストIX 星空の守り人
2008年 428~封鎖された渋谷で~
2008年 Metal Gear Solid 4: Guns of the Patriot
2008年 大乱闘スマッシュブラザーズX
2006年 ファイナルファンタジーXII
2005年 nintendogs(3バージョン全て)
2002年 ゼルダの伝説 風のタクト
2000年 Vagrant Story
1999年 ソウルキャリバー(DC版)
1998年 ゼルダの伝説 時のオカリナ
※参考:ファミ通は1986年6月創刊
■本当にあった「ファミ通縛り」の真実
「ファミ通縛り」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
ファミコン時代から今まで生き残ったゲーム雑誌として、その影響力はとても大きなものになっていた。
かつての「ファミコンジャンプ」のようにドラクエ情報を独占および最速で紹介していたことが、ジャンプの売り上げとドラクエの販売数に大きく影響する要因であったの同様、ファミ通で最新のゲーム情報を他社に先駆けて紹介されるかどうかで、その後の売り上げに大きく左右されてしまう程の力があったとされている。
この他社に先駆けて、というところがポイントで、他社とはゲームを制作・販売するメーカーも含まれることにある。
たとえば、任⚪︎堂がゲームの最新作を発表するのは今では「Nintendoダイレクト」があるが、ファミ通縛りがある場合、任⚪︎堂から最新の情報を出す前にまず「ファミ通で発表されないといけない」という縛りがあるわけだ。
ファミ通より、先に最新情報を発表してしまった場合、それ以降そのゲームの特集に関して掲載が優先されなくなる・・・といった具合だ。
つまり、自社で発表する前にファミ通で先取り情報を流していないと発表できない、というのが「ファミ通縛り」のことである。どこに広告を出すかは本来メーカーが選択できるはずだが「ファミ通縛り」全盛期は、ファミ通に出す以外選択肢がなかったものと思われる。
任⚪︎堂はともかく弱小メーカーならなおさらファミ通に頭を下げないと宣伝してもらえない、ということになる。「時オカ以前」であればクロスレビューで低評価にされてしまったら、そのゲームは発売前から「すでに終わってしまう」と言っても過言ではないぐらい、この時代のファミ通の力は非常に大きかったのである。
この縛りが今でも健在かは不明だが、2005年前後、某ゲームメーカーで広告担当の方に話しを聞いたので事実であったのは間違いないようだ。


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